2025年も補助金が続々出ています
2025年度も引き続き、宿泊業や観光業に特化した補助金、助成金が続々と発表されています。
しかし、昨年度はIT導入補助金が早めの終了となるなどしたため、
補助金政策の風向きは少しずつ変化していることも確かです。
いつ打ち切りになるかわからない、また次が確実にあると言い切れない補助金・助成金事業において、
早めの準備をされた施設様が有利となります。
ぜひ本記事の内容を参考に、補助金の活用をご検討ください。
補助金で何かできるのか?
いろいろな補助金がある中で共通しているのは「業務改善」「業務効率化」です。
帝国データバンクの調べでは、2024年度の旅館・ホテル市場は宿泊者数や旅館・ホテルの売上高が過去最高を記録しました。
これは、訪日外国人による宿泊需要が旺盛だったコロナ前の2018年を上回る数字です。
しかし、正社員が不足していると感じているホテル・旅館業は、2025年1月では60.2%という調査結果があり、
同様に非正社員においても50%のホテル・旅館が不足していると考えているという結果が出ています。
さらに宿泊業、飲食サービス業の離職者数は26.6%と、産業別で最も多い数字となっています。(全産業の離職率は15.4%)
「お客様がたくさん来てくださるのはうれしいが、仕事が山積み」
このような課題の解決の一歩となるのが 「業務改善」「業務効率化」であり、
その施策を支えてくれるのが、補助金・助成金です。
補助金の大きな活用メリットは、返済不要な資金を活用してデジタル技術の導入が行える点です。
補助金の数・種類も増えていて、要件や活用方法も幅が広がっているので、
それぞれの宿泊事業者様に最適なものを見つけることができます。
業務改善・業務効率化の事例
■チェックイン、チェックアウトの機械化
昨今いろいろな施設で導入が増えている「セルフチェックイン機」「精算機」。
コンビニやスーパーでのセルフ化で、お客様も操作が慣れてきており
導入のハードルは以前と比較してぐんと下がりました。
「セルフチェックイン機」「精算機」 の導入により、フロント業務は6割~9割の削減が可能という
試算もあります。
しかし、旅館様から伺う声として多いのが
「機械を置くことで 、 おもてなし感が損なわれるのではないか」
「サービス満足度が下がるのではないか」
という点です。
この解消策の一例として、スニットコンピュータは、家具職人が手掛ける木製のセルフチェックイン機
「Finexit(ファインジット)」 を 開発しました。
ロビーの雰囲気に調和する、 “インテリアKIOSK端末” ともいえる「Finexit(ファインジット)」は、
設備の一部としてだけではなく、ゲストとのあたたかい接点になることを目指しています。
セルフチェックイン機の導入によって空いた時間を一歩踏み込んだお声掛けやご案内に費やすことで、
更なるCS向上につなげていけるのではないでしょうか。


■ 配膳ロボット
配膳ロボットについても、補助金の対象となる製品です。
下げ膳のみに活用することで、お客様への印象を損なうことなく業務効率化ができます。
はじめは配膳ロボットの導入を不安に思われていたレストラン様も、
いざ導入されてみると、黙々一生懸命動き回る配膳ロボットに愛着が湧き、
スタッフの皆様でロボットに名前をつけ、整備中でロボットが不在の期間はさみしい気持ちさえした、
という感想も伺いました。
忙しい業務を乗り切るパートナーとして、頼りになる製品といえるでしょう。


■ ホテルシステム
ホテルシステム未導入であれば、 ぜひ 簡易的なシステムからでも導入されることを
おすすめします。
サイトコントローラーとの自動連携で予約取り込みが行え、手打ちが格段に減り、
これまでExcel等で作成してきた宿泊者一覧表や売上管理もシステムから
ワンクリックで出力できるなど、非常に効率的になります。
なおスニットコンピュータのホテルシステムは、今お使いの帳票をそのまま
ホテルシステムから出力できるようにカスタマイズが可能なので、
決められたフォーマットで行政に提出する用の資料の作成も、自動的に出力できるようになります。
(※内容によっては出せないデータがある場合もあります)
■ タブレットチェックイン
セルフチェックイン機を置くまでではない。
しかしレジカードの保管場所も取られるし、パスポートもスキャンしなければならないし…という課題に最適なのは
「タブレットチェックイン」システムです。
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スニットコンピュータのタブレットチェックインの流れ
①スタッフ様がタブレットで予約検索を行う
②お客様にタブレットをお渡し
③タブレット上でレジカードの記入、サイン、パスポート取得を行っていただく
④チェックイン完了、 入力情報のPMS連携
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レジカードやパスポートの電子化はもちろん、入力していただいたゲスト情報はホテルシステムに連携可能です。
補助金の種類
● IT導入補助金
● 観光地・観光産業における人材不足対策事業
● 観光振興事業費補助金
● 中小企業省力化投資補助金(一般型)
● 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)
● 各地域のデジタル化助成金
などがあります。
スニットコンピュータで申請事例が多いのは IT導入補助金 、 観光地・観光産業における人材不足対策事業 ですが、
2025年4月16日に発表された新設の 観光振興事業費補助金 は、
補助額最大1,500万円 補助率1/2と、総合的なDX改革に適する内容となっています。
また、上記以外の事業再構築補助金などもサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください
補助金は早めの計画、早めの申請が肝心です。
情報収集や、施設様にフィットする業務効率化についてなど
まずはお気軽にご相談ください。